テンポチェンジ(スロー/スピードアップ)
Tempo Change / Tempo Rampピッチフェーダーを使って、前の曲のテンポを次の曲に向けて少しずつ歩み寄らせる技。BPM差が大きい2曲でも、時間をかけて近づければ違和感なく渡れます。フロアの熱量を落ち着かせたり、逆に煽ったりする演出としても使えます。
- 尺の目安
- 8〜32小節
- BPM差
- 目安5〜15BPM差まで
- リスク
- 低〜中(動かしすぎるとキーが崩れる)
- 難易度
- やさしい
A(今かかっている曲)B(次の曲)下段の空白=完全オフ横軸=小節
- 1フレーズ頭ごとにピッチを少しずつ次の曲へ寄せていく
- 2BPMが揃ったところで通常のミックスに移行
手順
- 繋ぐ2曲のBPM差を確認する。目安は5〜15BPM差まで、それ以上はハーフ/ダブルタイム・ブリッジを検討する。
- 前の曲の終盤で、フレーズの頭ごとにピッチフェーダーを少しずつ動かし、次の曲のBPMに近づけていく。
- 曲によってはキーロックを外し、ピッチ変化に伴う音程の変化も演出として使う。
- 次の曲のBPMに到達したらビートを合わせ、通常のミックスに移行する。
- あえて完全一致させず、わずかにズレを残したまま繋ぐ「揺らぎ」を狙う手もある。
相性の良い曲
- イントロ・アウトロがビート主張の弱い曲(ピッチ変化中でも違和感が出にくい)
- ボーカルが少ない、またはピッチ変化しても聞き苦しくない曲
- セット全体でテンポの上げ下げが許容されるジャンル・場面
組み合わせ例
- テンポチェンジ → フィルターフェードで音量・音質を馴染ませながら繋ぐ
- テンポチェンジ → ロングブレンドで長尺かけてじっくり移行する
- ブレイクダウン・スワップの前段でテンポを合わせておき、ブレイクで一気に差し替える
やりがちな事故
- ピッチを動かしすぎてキーが不自然に変わり、曲の雰囲気が崩れる。
- 変化が急すぎてビートが完全に外れ、フロアの足が止まる。